2009年4月 5日 - 2009年4月11日 « トップへ » 2009年11月 8日 - 2009年11月14日

2009年4月16日

症例実績へのスタンス

implant Drsyuugou.jpg当院のインプラント治療は、これまで多くの患者さまに選ばれてきました。
たくさんの患者さまの笑顔、そして食べる楽しみを取り戻してきました。

インプラント症例実績とは、ただの結果です。
一人ひとりの患者さまに選ばれたという事実、私たちはそこに込められたご期待に応える責任があります。

そして、これからお会いする患者さまのために、引き続き一つ一つのご期待に応え続けることが、私たちの使命です。私たちは、患者さまにご満足いただくために、安心のインプラント治療をお約束します。

本物の"専門医"によるインプラント治療

本来インプラント治療は、安全かつ素晴らしいものです。
しかし、インプラントが外科治療である以上、どうしても、術者(歯科医師)の力量差、技術的な差が顕著に出てしまいます。

現在の日本では、インプラントを行うための特別な資格はありません。
つまり、歯科医師であれば誰でもできることになっています。
その結果は、インプラントを掲げる歯科医院の急増、そしてトラブルの多発です。

当院では、経験と技術を兼ね備えた『本物のインプラント専門医※』による治療を提供しています。

sennmonni.jpg

インプラントを行う全国の歯科医師にとって、もっとも信頼性・価値の高い資格が専門医です。その難易度の高さから、歯科医師10万名中、専門医に認定されるのはわずか900名(0.9%)のみ。

当院では、インプラント本来の特徴を十分に引き出し、長期的に機能するインプラント治療を行っています。

麻酔の時の"チクッ"も苦手な方へ

麻酔の時のチクッも苦手な方へインプラントは魅力的だけど、どうしても手術が不安。
痛みが気になって、インプラントを踏みとどまっている方も多いことでしょう。そんな方のために、当院では"痛みや不安"をできるだけ減らした麻酔治療をご用意しております。

特に恐怖心の強い方向けには、笑気麻酔を併用することで不安や恐怖心が取り除かれ、リラックスして手術を受けていただくことができます。

また当院では麻酔時のチクリとするお痛みを和らげるために「2段階麻酔」を行っております。
はじめに針を使わない"表面麻酔"を行い治療部位に麻酔をしみこませることで、患部を"じんわり"と麻痺させていきます。

患部が十分に麻痺したところで、やっと針で麻酔液を入れていきます。針を使った麻酔をする際も、"電動麻酔注入器"を用います。
コンピュータ制御下で、大変ゆっくりと麻酔液を注入しますので、麻酔時の痛みを大幅に軽減できるのが特徴です。

誰でも痛いのは苦手です。
だからこそ、できるだけ痛みや不安を減らしたい、そう思っています。

院内CT完備。最新設備で安全なインプラント治療を

CT完備私たちがインプラント治療を検討する際、はじめに登場するのが「CT」です。
CTを用いることで患者さまのあごの骨をコンピュータ上に3次元的に再現し、確認することができます。

次に用いるのが、スウェーデンで生まれた最先端インプラント術前シミュレーションシステム「Simplant Pro(シンプラントプロ)」です。

本番前にシミュレーションを行いインプラントの長さ・太さ・埋入方向・角度・神経までの距離といった必要情報を正確に把握します。
そうすることで、患者さまに最も適合するインプラントを1本1本選択することができるのです。

実際のところ、CTや術前シミュレーションを行わなくともインプラント手術は可能です。
しかし、骨や神経・血管の位置をしっかり把握せずに行う手術は、様々なリスクを伴います。
効率的なオペができないため手術時間が延びたり、時には手術計画そのものを変更することも出てくるでしょう。

折角のインプラントです。
出来るだけ長く使っていただけるよう、私たちは最善の準備をいたします。

>>リスクを減らす仕組み

「医院の総合力」安全なインプラントをするために

当院の一般的な手術は、院長と担当ドクター、そしてインプラントオペ専用の歯科衛生士、により協力して行われます。
また、必要に応じて提携先の大学病院スタッフや、麻酔専門医をアサインすることもあります。

All-on-4のようなオペでは、義歯製作・調整までをスピーディーに行うために、歯科技工士1名を専属で担当させています。

各分野のプロフェッショナルが患者さまを総合的にサポートする体制、これも当院の強みのひとつです。

2009年4月15日

第2の永久歯

第2の永久歯インプラント(人工歯根)は、第2の永久歯と呼ばれています。
失った歯の代わりに、人工の歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、限りなく天然歯に近い状態を回復します。

他の方法(ブリッジ、入れ歯)と比べ、違和感がなく、周囲の歯を削ったり、それらに負担を掛ける必要もないため、インプラント治療を受ける方は年々増加しています。また、埋入したインプラントが骨と直接結合するため、安定性が非常に高く、硬いものを噛んでもぐらついたりせず、天然の歯と変わらない噛み心地を得ることができます。

尚、今日のインプラントは改良を重ねた結果、予後が飛躍的に向上しており、実用化されている人工臓器の中では「もっとも完成度が高い」といわれています。

オッセオインテグレーション(骨とチタンの結合)について

少々専門的な話になりますが、インプラント治療の発展は、オッセオインテグレーション(Osseointegration)という基本理論を抜きに語ることは出来ません。
オッセオインテグレーションとは、チタンと骨が直接結合することを指します。

骨とインプラントが光学顕微鏡のレベルで直接的に一体化した状態
骨とインプラントが光学顕微鏡のレベルで直接的に一体化した状態

オッセオインテグレーションは埋入後3~4週で起こり、3ヶ月後には骨との接触率がもっとも高くなります。
そのためインプラントを骨に埋入後、オッセオインテグレーションが起こるまでの間は、ある程度の期間(上顎で6ヶ月、下顎で3ヶ月)を設ける必要があります。
また、この期間は物理的な力がインプラントに加わらないよう、注意する必要があります。

1952年、この現象を発見した人物が、ブローネマルク博士(スウェーデン)です。
博士のこの偉大な発見がインプラントに応用され、インプラントの成功率は格段に向上、インプラントは世界的な規模で普及しました。

ブローネマルク博士が作り上げた世界初のインプラントシステムは、現在ブローネマルクインプラントとして、唯一40年以上の実績を持ち、世界50ヶ国以上の国々で、1000万人以上の患者さまに使われています。
もちろん、当院でもブローネマルクインプラントを使っています。

>>当院が選んだインプラント

インプラントとブリッジ・入れ歯の違い

・ブリッジ
ブリッジ・ポンティック(ブリッジの連結部分)と歯ぐきの間に食べ物のカスが詰まり、不衛生になりやすい
・支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失う原因になりうる
・ブリッジを支え、固定するために、両隣の健康な歯を削る必要がある

●費用について/保険適用材料(銀歯)を使用する場合は、保険内です。 白いセラミックは自由診療になります。

・入れ歯
入れ歯・ 痛み・異物感・ガタつきなど、大きな違和感が出ることが多い
・ 噛む力が健康な状態に比べて20~40%くらいになる
・バネが原因で、支えの歯を痛めてしまうことがある
・バネの支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失う原因となる
・取り外して手入れする必要がある
・大きな入れ歯の場合、あごの骨が痩せる可能性がある
>>いつまでも若々しい顔貌を

●費用について/保険適用材料(プラスチック)を使用する場合は、保険内です。バネを使わないタイプ(柔らかいシリコン製の入れ歯、磁石でくっつく入れ歯など)は、自由診療になります。

・インプラント
インプラント
・天然歯のようにあごの骨に固定し、違和感なく噛める
・噛む力は天然歯と同等レベルに回復する
・隣の歯を削る必要がない
・あごの骨が痩せにくい

●費用について/保険適用外なので、自由診療となります。 詳しくは費用・お支払い方法をご覧ください。


2009年4月14日

その日に噛めるインプラント『ALL-on-4』


All-on-4(オールオンフォー)は、たった1日でお口元が劇的に変わり、入れ歯の悩みから解放される画期的な治療法です。

従来、すべての歯を失った方にインプラントを行う場合、骨の移植・造成をしたり、8~14本のインプラントを埋め込むのが一般的でした。しかし、治療には時間が掛かり、身体的な負担も大きく、また費用がかさむという不安要素がありました。

All-on-4はその名前の通り、最少4本のインプラントで、すべての歯を支えます。
また、骨が少ないため通常のインプラントが難しい方でも、前歯部分に残っているかたい骨を最大限利用することで、ほとんどの場合、安全に治療ができます。

その日に噛めるインプラント『ALL-on-4』02<3つのメリット>
1. 安全な部分だけにインプラントをするため、骨移植・造成などの必要はなく、埋め込むインプラントの数は最少4本で済みます。

2. インプラントの埋め込みから仮歯の装着まで、たった1日で行えるため身体への負担は大幅に軽くなります。

3. すべての歯をインプラントにする場合に比べ、治療費用を半分以下に圧縮することができます。

本場仕込みの治療です

本場仕込みの治療です「All-on-4」は、インプラント治療の最先端技術としてポルトガルのDr.Maloにより開発されました。当院では、Dr.Malo による研修を直々に受けた専門医が手術を担当し、正確で安全な治療を提供しています。
(写真左・Dr. Malo)

いつまでも若々しい顔貌を

入れ歯をしている方のあごの骨が、年々減っていることをご存知でしょうか。
大きなケガや骨折で身体を動かさないと、その部分が細くなったり骨が脆くなったりしますが、これと同じことが
あごの骨にも起こります。
入れ歯は、柔らかい歯肉の上にのせて使うため、刺激があごの骨に伝わりにくくなります。そのため長い間入れ歯を使っていると、あごの骨は少しずつ減り、見た目の変化を引き起こします。
つまり、骨が減ることで口元がきんちゃくのように緩み、あの独特の顔貌を生むのです。
いつまでも若々しい顔貌を01

いつまでも若々しい顔貌を02
インプラントの場合、噛むことによる刺激が骨に伝わります。
入れ歯と違って、いつまでも若々しい表情を保つことができるため、インプラントをアンチエイジングと絡めて語られるケースが増えています。
いずれにせよ、インプラントをすることで好きなものを食べられる、ということは人生の中でもかなり大切な部類に入るのではないでしょうか。

治療の流れ

治療の流れ1【Step1:術前】
相談、説明、検査。メリットとデメリットをお伝えして、納得した選択をしていただきます。
全身状態の問診、口腔内チェック、レントゲン診査、CT検査などを行い、全体的な治療計画を立てます。
次へ
治療の流れ2【Step2:当日】
インプラントを埋め込みます。麻酔を掛けるのでほとんど痛みはありません。
次へ
【Step3:当日】 
インプラントを埋めた後、少し休憩します。
次へ
治療の流れ3【Step4:当日】 
数時間後に仮歯を装着します。
尚、お口の中の状態により翌日装着になることがあります。
次へ
治療の流れ4【Step5:最終ブリッジ取り付け】
仮歯装着後(3~6ヶ月)、強度が高く美しい最終ブリッジ(固定歯列)に交換します。
最終ブリッジを入れたあとは、ご自分の歯のように何でも噛めるようになります。

よくある質問

Q. 歯がまだ数本残っていますが大丈夫でしょうか?
可能です。通常、歯が残っている方や義歯を入れている方は手術当日までそのままご使用いただき、手術当日に抜歯を行います。

同日中にインプラントを埋め込み、その数日後(症状によっては次の日)には新しい歯(仮の歯)が入ります。

Q. どれくらい持つか心配です。
本治療法についての医学文献によると、インプラントの一年後の残存率は上あごで97.6%、下あごで98.2%という結果が出ています。この成功率は大変高いものと言えます。

Q. 大掛かりな手術のようなので、痛くないか心配です。
手術中は麻酔をしっかりしますので、痛みはほとんど感じません。
また、お口の中は体の他の部分と比べると、手術の範囲が狭いですし、治りも早い部位ですのでご安心ください。

Q. 誰でも出来るの?
あごの骨の状態によっては使用できない場合もありますので、担当医師までご相談ください。

Q. メンテナンスは大変?
4本のインプラントを掃除(歯磨き)するだけですので、本数的に少なく楽だと言えるでしょう。水流タイプの清掃器具を併用するとさらにすっきりするようです。

Q. 食事で気をつけることは?
術後しばらくは、インプラントに過剰な負荷がかからないよう、極端に硬い食べ物は避けていただいた方がよいでしょう。

2009年4月13日

CT+術前シミュレーションをする理由

DSC_9840_111.jpg当院では、術前シミュレーションを徹底しています。

レントゲンだけで充分だ、という先生もいます。
実際のところ、CTや術前シミュレーションを行わなくても、インプラント手術は可能です。
ではなぜ、当院がCTや手術前のシミュレーションを重視しているのか、その理由をお話したいと思います。

インプラント治療前にCT撮影を行うことは、世界的な常識になりつつあります。
CT撮影により、骨の幅・神経の位置、骨の密度など、さまざまな状態がわかります。
さらに当院では、インプラント術前シミュレーションシステム(Simplant Pro)を使用し、骨の状態を3Dグラフィックで再現、正確なインプラント治療計画をたててから、手術を行います。

術前シミュレーション02もしレントゲン画像だけを根拠に手術して、実際の骨の幅・厚みがイメージしていた状態とは違っていたら・・・思わぬリスクを招くでしょう。(予定していた長さ・太さのインプラントが使えない、埋める位置を変更しないといけない)
もしかすると、手術が中止になるかもしれません。

例えば、下あごにインプラントをするとします。
骨の中には、下顎管という神経、動脈、静脈の束がありますが(図の赤い管)インプラントをしっかり埋めようとするあまり、この下顎管を傷つけてしまうと、大変なこと(麻痺・しびれ)が起きてしまいます。

術前シミュレーション01これらを防ぐのが、インプラント術前シミュレーションシステムです。
CTデータを3次元的に解析することで、神経までの距離・インプラントの長さ・太さ・方向・角度が正確にわかりますから、患者さまにもっとも適合するインプラントを1本1本、確実に選択することができるのです。

これはインプラントをより長く使っていただくための必要条件でもあります。当院では、全てのインプラント手術に対し、CT撮影及び術前シミュレーションを行っています。

ドリルを使わないインプラント手術(OAM式インプラント埋入法)

ドリルを使わないインプラントインプラントの手術というと、「ドリルで骨を削る」イメージがあると思います。
歯科用ドリルで物理的に骨を削るため、熟練した専門医であれば、手術は安全かつ短時間で終ります。
しかし、もともと骨の量が少ない患者さまの場合、非常にシビアな手術になる可能性がありました。

そのようなケースにも安全に対応するため、当院では「ドリルを使わない手術(OAM式インプラント埋入法)」を導入しました。
ドリルを使わないため、音や振動がなく、心理的に安心できます。
また、骨をほとんど削らないため傷は小さく、痛みも少ない手術になります。

OAM式インプラント埋入法の特徴

OAM式インプラント埋入法の技術的な特徴は、「骨を削るかわりに、骨をひろげる」ということです。
人間の骨は、粘膜に比べれば硬い組織ですが、コンクリートと比べれば、かなり柔軟かつ弾力性に富んでいます。

治療は、はじめに鍼灸治療で用いるような細い針を用い、骨表面に1㎜にも満たない小さな穴を開けます。
その後、特殊な装置を使って徐々に穴をひろげ、最後にインプラントを埋入します。
弾力性のある骨は、内側から押しひろげようとする力に反発し、インプラントをしっかりと締めつけます。
そのため、少々骨が柔らかくてもインプラント周囲の骨密度が高くなり、強力な固定力を得ることができます。

OAM


OAM式インプラント埋入法は、骨が少なく治療が難しいケースでも、安全にオペをすることができる反面、骨のかたさ・量が充分にある場合は、歯科用ドリルを使った方が、遥かに時間を短縮できます。
当院では、CT撮影で骨の状態をチェックする際に、経験豊富な専門医が適切な診断を行っています。

2009年4月12日

ご説明と検診

初診カウンセリングインプラント治療の流れをご紹介します。

【インフォームドコンセント&インフォームドチョイス】
治療法の説明を受けます。
メリットとデメリットを知って、納得した選択を。

【ステップ2: 一般検診 (保険適用)】
一般検診全身状態の問診、口腔内チェック、レントゲン診査を行います。

【ステップ3: オルソCT撮影】
骨の状態を把握しにくい方に、CTの撮影をお願いします。
次へ

一次手術

【ステップ4: 一次手術:フィクスチャー(人口歯根)埋入】
歯の根に相当するフィクスチャーを顎骨に埋入します。
虫歯や抜歯の治療時と同様に、局部麻酔のみで手術します。 術中、痛みはほとんど感じません。

一次手術一次手術2一次手術3(左から)
・歯ぐきを切開し、歯槽骨に穴をあける
・フィクスチャーを埋め込む
・歯ぐきを閉じる
次へ

治療期間

【ステップ5: 治療期間 (3か月~6か月)】
骨とインプラントがしっかり結合されるまでの、治療期間を設けます。
*治療期間は骨の質等により、個人差があります。
*この間、必要に応じて仮の歯を入れることがあります。

治療期間 (3か月~6か月)・仮歯をつかいながらインプラント体(フィクスチャー)の結合を待つ
(上顎6か月 下顎3か月)
次へ

二次手術

【ステップ6:二次手術: アパットメントの連結】
人工の歯の支台となるインプラントの部分(=アパットメント)をフィクスチャーに連結します。

二次手術二次手術2(左から)
・結合をもって再び歯ぐきを切開する
・インプラントの頭を出し、アパットメント(口歯との結合部分)を装着する
次へ

人工歯の装着

【ステップ7: 人工歯の装着】
インプラントを含めたお口の中全体の型取りを行います。
その形に従い人工の歯を作製し、その後アパットメントの上に人工歯を装着して完成です。

 人工歯の装着・上部構造を装着
次へ

治療後のメンテナンス

【ステップ8: メンテナンス】
インプラント治療終了後、インプラントを長持ちさせるためには適切なホームケアと定期的な検診が必要です。

担当医の指導に従い、正しい歯磨きを心がけて下さい。

また、半年に一度定期検診を受けて頂きインプラントの状態を観察していきます。


2009年4月 5日 - 2009年4月11日 « トップへ » 2009年11月 8日 - 2009年11月14日


文字サイズ
を変更する