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2009年12月17日

先輩の声

オレンジ歯科クリニックでは、一緒に働く仲間を募集しています。
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先輩の声(歯科医)

先輩の声(衛生士)

先輩の声(歯科医)

kurosawa.jpg黒澤薫/所沢プロペ通り店
オレンジ歯科へ応募したキッカケは、就職先を探しているときのこと、臨床研修でお世話になっている開業医の先生へ「オレンジ歯科ってどうですか?」と軽い気持ちで相談したことです。
院長先生はうなずきながら「おー、オレンジか! あそこは間違いないぞ!」と仰いました。
僕自身が信頼していた先生の言葉ですから、すごく安心したのと同時に、ここまで絶賛されるなんてどんな病院なんだろう...とその時思いました。

見学に伺うと、まずは広々した院内に、スタッフの明るい雰囲気が印象的でした。
話を聞いても、しっかりと研修のカリキュラムがあるとのこと。
さらに、実際に新人の先生方がバリバリ働いている姿を目にして、「うん、間違いない」と実感しました。
入社した後も、指導医だけでなくどの先輩ドクターに聞いても肌理細かいアドバイスをいただけましたし、スタッフの応援を感じるたびに、さらに「頑張ろう!」という気持ちになれました。
大勢の患者様がいらっしゃる病院なので、一時期は「忙しいな、大変だな」と感じたこともありましたが、他の医院で働いている大学の仲間の話を聞くうちに「何を甘えていたんだろう、僕はこんなに恵まれた環境にいるのか!」と改めて意欲を燃やすことが出来ました。
4月の頃は、先輩ドクターなら10分で終わる処置に1時間かかっていましたが、今ではスピード、正確性共に大きく向上したのが実感できます。
次なるステップは自費治療です。患者様の喜ぶ顔をみるために、このまま右肩上がりの成長曲線を描いていきたいと思います。



Hirai.jpg平井一孝/所沢プロペ通り店
僕が最重要視していたのは、院内の雰囲気です。
こういっては何ですが、いくら面接でキレイ事を聞かされても、院内の雰囲気はごまかせません。雰囲気が悪い病院では、患者様へのサービスも行き届かないものですし、長く働くことも難しいと考えていました。
ですから面接を受けている間も、行き交うスタッフの様子をずっと見ていました。
院長とスタッフの会話、みんなの表情をみていると本当にイキイキとしています。
また、ちょうどその時期、4月入社の新人ドクター達が指導医のもと、様々な課題のトレーニングをしていたのですが、そんな様子をみているうちに「こんな風に教えてくれるのか、羨ましいな」という気持ちになりました。
これが、僕にとって初めて「この病院で働きたい!」と思えた瞬間でした。

指導医には大いにお世話になりました。1年目は誰にとっても大変なものですが、あの経験があってこそ2年目の今があると思います。
今、様々な自費の症例を行い患者さまに喜んでいただけること、インプラント認定講習会に参加し、実際にインプラントの埋入オペを行っていること...どれも1年目に取り組んだトレーニングや考え方がベースになっています。
今僕は、歯科医師という仕事が楽しい、本当にそう思っています。


プロペ店03湯本真幸/所沢プロペ通り店
初めて勤務する医院ですから、いろいろ調べた上で、多くの歯科医院を見学させていただきました。その中でオレンジ歯科での勤務を決めたのは、患者様に対し他では見られない丁寧な対応をしている医院だ、と強く感じたからです。

「これだけ患者様の数が多いと、治療に追われて説明や相談の優先順位は低いのではないか?」と考えていたのですが、患歯の状態・口腔内全体の説明・治療に関する相談には、しっかりと時間をとるシステムになっていました。
実際、最初に来た時は、とにかく医師と患者様が至る所で話をしている、というのが印象的でした。私は、患者様とよく話し合い、納得の上で治療を始めるスタイルがあるべき姿だと信じています。そういう点でも、ここなら王道を歩むことが出来ると思いました。
研修期間の初期に、医院のスタンス・方向性を明快に示していただいた為、今でも迷い無く進むことができていると思います。教育のカリキュラムはさすがに厳しく、課題をこなすことで精一杯の時期もありましたが、毎日のように発見や気付きがあって、歯科医師として日々進化しているような不思議な感覚がありました。

今でも、自分だけでは判断に苦しむような部分に関しては、すぐさま先輩ドクターに相談し、指導いただいています。そのお陰で患者様としっかり向き合った上で治療に望むことができています。ここで治療していると、「自分は今、患者様から信頼いただいている。」と感じます。
今後も、より多くの患者様から信頼をいただき、その期待に応えていきたいと思います。


プロペ店01金澤智恵/所沢プロペ通り店院長
オレンジ歯科に来たのは、初めて勤務する医院をどこにしようか悩んでいた時に、尊敬する先輩から「あそこは丁寧に教えてくれるからイイヨ」と勧められたのがキッカケでした。

実際、熱心に(厳しく?)教えてくれました。治療する上で大切なポイント、注意するポイント等、みっちりと基礎技術を勉強できる環境だと思います。また、患者様がたくさん来院してくださるので、求められる治療法も幅広くいろいろな経験ができます。

治療も大事ですが、これからは患者様とのコミュニケーションをもっと充実して、より信頼を得られるよう頑張りたいと思います。



ダイエー店01渋谷(旧姓司馬)麻美/ダイエー所沢店院長
私は以前、大規模な歯科医院に身をおき周囲も良くしてくれていたのですが、もっとレベルアップできる環境で自分を試したい、という想いが次第に大きくなっていました。

そんな中オレンジ歯科クリニックを選んだ理由は「最新技術を身近で学ぶ事ができる」、「講習会等の補助金がある」、そして一番大きかったのが「患者様数が多く様々な症例経験ができる」という所でした。

早いもので7年目を迎えようとしていますが、院長先生や各専門医とは、いつでも気軽に相談できる雰囲気で、わからない事や迷った事があるとすぐに相談し、良きアドバイスをいただいています。

あとドクター数が多くスタッフ間のチームワークも良いので、私が勉強会に参加したくてお休みが欲しいような時でも調整しやすいので助かっています。お蔭様で患者様も多く結構忙しい毎日ですが、それぞれ専門分野の知識・経験を生かし、お互いに刺激しあえる環境だと感じています。

これからもオレンジ歯科クリニックで、患者様にしっかりご説明をし、納得し喜んでいただける治療を続けられるよう向上心を忘れずに仕事に取り組んで行きたいと思います。

県内屈指の来院数を誇る「患者様目線の」クリニック

デヴィ夫人との対談01所沢インプラントセンター オレンジ歯科クリニック
院長
インタビュアー : デヴィ・スカルノ

デヴィ夫人: 歯科医院で「年中無休」とは珍しいですね。診療も夜9時までと通う側にとっては良い話ですが、診る側は大変だと思います。これにはどんな考えがあるのですか?

院長: 個人的な話ですが私の父は勤め人でして、ろくに歯医者に通えないまま、50歳前には総入れ歯になりました。そこに歯科医院があっても「通えない環境」であれば、無いのと一緒ですよね。

ですから、診る側の都合で医院を作るのではなく「患者様が利用しやすい医院に」というのを一番に考えました。

デヴィ夫人: しかし日本は遅れていますね!アメリカなら歯の定期検診で仕事を休むなんて当たり前ですし、それ位重要なことです。顔の中で何が大事かといいますと、歯が一番なのです。(笑)

日本でもようやく予防歯科の大切さが注目され始めていますが、歯科医院側の「利便性」が低ければそもそも「予防」は実現できません。その点オレンジ歯科さんの姿勢はすばらしい。

院長: ありがとうございます。やはり患者様あっての歯科医院ですので、この姿勢は続けていきたいと思います。

デヴィ夫人:毎月かなりの患者さんがいらしているようですが、大体何名位になりますか?

院長: 大雑把ですけど4,000名位でしょうか。

デヴィ夫人:そんなに多いのですか!?それは、一つの治療時間が短いのですか。

院長: いえ、患者様と充分なコミュニケーションをとり信頼関係を築きながらでないと、良い治療はできません。

確かに多くの歯科医院では一治療につき15分かそれ以下が一般的です。 当院では一治療30分と倍以上の治療時間をおとりしています。 その中で一本一本の歯を丁寧に治療していくと共に、行った治療内容を患者様に必ずご説明して、ご自分の歯の状態を把握していただいています。

ただ、1人に30分、治療内容によっては2時間程度と十分な治療時間をとって治療させていただくので、どうしても1人のドクターが治療できる患者様の数は限られてしまいます。
結果的に、次回の治療予約が2週間先、3週間先でしか取れないとなると患者様にはかなり不便です。

デヴィ夫人:多くの患者様と丁寧な治療の両立はどのようにされているのですか?

院長: 常勤ドクターを増やしています。
現在8名が在籍しており、8月から新たに9人目のドクターが来ています。

デヴィ夫人:どうして多くの患者様が来院するとお考えですか?

院長: 歯科医院はコンビニより多いといわれるご時勢の中ですから、私たちの医院を選び、ご来院中の患者様には大変感謝しております。正直、患者様に聞かないとわかりませんが・・・ただ、最初に患者様が来院しやすい環境を整えた後(年中無休、夜9時まで診療等)、次に考えたのは「どうすれば患者様にとって、より良い医療を提供できるか」ということでした。

デヴィ夫人:「患者様にとって」より良い治療とは何でしょうか?

院長: 一般的に、患者様が歯科医院に対して抱く不満としては「何をしているかわからない」「治療に何回もかかる」「知らないうちに高額な治療費を請求された」などがあります。
そうならないよう、患者様一人ひとりにご説明を行い、患者様と二人三脚で治療法を選択する。
そして納得いく治療を提供させていただく。これを最重視しました。

デヴィ夫人:なるほど。その結果が現在の患者数に表れているのでしょうね。

院長: そうかもしれません。従来の歯科医院は「粛々とドクター側で治療法を決め、その治療を進める」スタイルが一般的でした。私たちは必ず全ての患者様にカウンセリングルームでご説明をさせていただきます。

1本の歯を治すには何通りかの方法があり、それぞれに利点欠点があります。そういった事を一つ一つ説明させていただきながら患者様一人ひとりにあった治療法を一緒に考えるのが私たちのスタイルになっています。

デヴィ夫人:患者様はどういう所からいらっしゃるのですか?

院長: 特にデータをとった事が無いのですが一番多いのは患者様の紹介(口コミ)で7~8割を占めています。最近はインプラント治療の相談等で、比較的遠方、例えば神奈川県からいらっしゃる方も居られますね。

インプラント実績は年間200本に

デヴィ夫人との対談02デヴィ夫人:医院名にもありますが、ちょうどインプラントの話が出ましたね。先生が考えるインプラントのメリットとはどのようなことですか。

院長:一言で言うと「違和感が無いこと」です。他人が見て「審美的に違和感が無い」というのはもちろん大事です。

しかし、もっと大事なのは「患者様本人が日常生活を違和感なく過ごせる」ということです。例えば、入れ歯の方が歯応えのあるおせんべいを食べるのは難しい事です。仮に食べられたとしても、その構造上今まで通りの歯応えは楽しめません。

インプラントならば食べるだけでなく、バリバリとした歯応えも当然のように楽しむことができます。「違和感なく過ごせる」というのは簡単ですが、もの凄いことなのです

デヴィ夫人:経験が重視されるインプラントですが、実績はどれ位ありますか?

院長:他の治療とのバランスを考慮して、今は年200本のペースでやらせて頂いております。

たしかに実績を気にされる患者様は多いですね。実際、年間100本以上を手がけている歯科医院は全体の1%未満、もしかすると0.1%にも満たないかもしれません。そういう意味では「年100本の壁」を超えるまでが大変でした。

デヴィ夫人:先生のところで治療された患者様からは、どんな声が届いていますか?

院長:やはり「自分の歯みたい」といって喜んでいただく方が多いです。
「大好きな松前するめ、また食べることができました!」とか言われたりすると僕も嬉しいですね。

デヴィ夫人:それは結構なことです。これからのインプラント治療は、歯を失った多くの患者さんにとって「希望の灯」になるはずです。今後も期待しています。

院長:はい、ありがとうございます。

インタビューを終えて・・・デヴィ夫人より一言頂きました

これは私の個人的な感覚ですが、最近の患者様は歯科医院を巷のサービス業と横一線で比較している気がします。だからすごく厳しい視点を持っているはずです。そういった点でも、オレンジ歯科さんの考え方には非常に共感できました。インプラントという最新治療が持つ可能性を追求しつつ、足元の一般治療、サービス面をとても大切にされていると感じました。
デヴィ夫人との対談03
ありがとうございました。

先輩の声(衛生士)

R.Uchimura2.jpg歯科衛生士 内村
私はオレンジ歯科ができた時からお世話になっているので、もう8年過ぎたことになります。はい、最年長です(笑)色んなことがあったような気もしますが、振り返ればあっという間でした。

いま私は「新人教育担当」になっているので、皆さんオレンジ歯科に来たらぜひ仲良くしてください。私もみんなの悩みや不安を少しでも解消できたらいいなって思います。

オレンジ歯科は患者さまが多いので忙しいときもあるけど、良い仕事ができる環境と、皆で支えあって仕事をする楽しさを、ぜひ経験してほしいと思います。



K.Yotsuya.jpg歯科衛生士 荒井
私は実家が新潟で、いま都内に住んでいるんですけど、休日はいろいろと出かけたいので「休みが多くて通勤に便利なところ」を中心に探していました。あとは保険(福利厚生)ですね。両親から「どこでもいいけど厚生年金と健康保険があるところ!」って言われて「そんなに大事なんだ!」って思って探したのがオレンジ歯科でした。

オレンジ歯科に初めて見学に行ったときに感じたのが、私がいた衛生士学校と似た雰囲気・・・アットホームな感じで安心したのを覚えています。

そのせいかどうかは分からないのですが、見学中にタービンの音が聞こえて・・・反射的に体が動いて、バキューム持っていたんですよね・・・それが院長先生と初めて会った瞬間でした(笑)。

勤務の方は1人暮らしの家賃のこともあるし、最初は基本給が高い週休2日にしようと思っていました。でも、能力給が半年間で2万円アップしたので、しばらくはこのペースで行こうと思います。評価もそうですが、がんばった分がみえるのって励みになりますよね。

これからも1人でも多くの患者さまに喜んでもらえるようがんばりたいと思います。

インプラントの「長い」歴史

「世界最古のインプラント」
世界最古のインプラント比較的新しい治療というイメージがあるインプラントですが、実は2500年もの歴史があるのです、と言ったら驚かれるでしょうか。

「失った歯を取り戻したい」と願うのは、人間としてごく自然な感情です。
それは現代人だけでなく、遥か太古の人々も同じように感じていたようです。というのも、これまで世界中で発掘された古代遺跡から、インプラントを試みたと思われる骨が見つかっているからです。

世界最古のインプラントは、1981年にトルコの古墳で発見された石製のインプラントで、紀元前約550年のものと推定されます。古代の人々は、装飾品として、また死後の世界で不便がないようにとの願いから、死者に対し、歯の抜けた穴に象牙や宝石などを埋め込んで埋葬していたそうです。

恐らく、このインプラントも宗教的な意味合いが強いものだと思われます。

「マヤ族のインプラント」
マヤ族のインプラント現存する最古の"成功した"インプラントは、紀元7世紀頃のものと推定されるマヤ族の20代の女性のものです。さすがは高度な建築技術や計算術を誇っていたマヤ文明といったところでしょうか。

1931年に発見されたこのインプラントは真珠貝で作られたものでした。現在、これはハーバード大学の考古学・人類学博物館に保管されています。

「人類の夢、インプラント」

「様々な素材・形状のインプラント」
人類の夢、インプラント人類は、あまりにも昔からインプラント治療を試みていました。

歯の代用品を埋める、という発想は比較的単純なものですから、歯の喪失に悩んだ古代人が、石や貝殻を埋め込んでいたとしても、さほど不思議はありません。インプラントは入れ歯とともに、歯がなくなったときの治療として、長い間主役の座を務めていました。

しかし当時のインプラントは、麻酔も無く、技術もなく、さらに材料も悪いため、成功率が低い治療でもありました。そのため、主役の座は、より安全に治療できる入れ歯へと傾いていきます。

それでも、入れ歯の機能的な限界(噛めない・違和感)を知る当時の研究者達は、インプラントを諦めませんでした。

中世ヨーロッパでは、象牙や牛の骨、あるいは健康な人の歯を使ったインプラントが確認されていますし、それ以降も鉄、金、サファイア、ステンレスにアルミニウムなどさまざまな材質で作られたインプラントが見つかっています。

人類にとって、インプラントは夢だったのです。

ブローネマルク博士の「発見」

このように気が遠くなるような年月を経て、インプラントは一つの金属とめぐり合います。それがチタンです。

チタンは他の素材に比べて極めて特殊な特質を備えています。それは「骨と結合する」という特質です。金属と身体の一部である骨が結合するというのは、信じがたい話かもしれません。
しかし、これは科学的に立証された事実なのです。

そのきっかけとなったのは、スウェーデンの応用生体工学研究所で所長を務めるブローネマルク博士による研究でした。
整形外科医でもある博士は、ある日、ウサギの骨にチタン製の器具を埋めて実験をしていました。
実験を終え、その器具を取り外そうとしたところ、不思議なことが起きました。強く引っ張っても器具が骨からなかなか離れないのです。よく見ると、骨と器具のネジがぴったりとくっついていました。この時初めてチタンと骨はくっつくということを博士は知ったのです。1952年のことでした。

この偶然の発見から、ブローネマルク博士はさまざまな医学領域にチタンを応用できると考え、チタン製インプラントを埋め込む動物実験を開始しました。
そして10年以上の歳月を費やし、チタンは人体に安全で拒否反応もなく、さらに骨と強固に結合するという結論にたどり着きました。

これが現在主流となっているインプラント治療の出発点です。

>>オッセオインテグレーション(骨とチタンの結合)について

国内での歴史

国内での歴史についても簡単に触れておきたいと思います。
国内のインプラント元年は1983年です。かのブローネマルク博士が東京歯科大学に来て自ら執刀手術を行ったことが始まりでした。

しかし、世界では長い歴史を持ちながらも、国内では新しい治療法であったインプラント治療は、普及に時間が掛かりました。
その後、ある国産インプラントメーカーがチタンではなく人工サファイアを使用したものを販売し、悲惨な結果が多発しました。失敗したインプラントの撤去を依頼されたのは主に大学病院の口腔外科です。ひっきりなしにインプラント撤去手術をしていた当時の外科の先生方の間では「インプラントは良くないものだ」との認識が広まることになり、懐疑的な見解を示す原因になっていたのです。

尚、当院がインプラント自体の品質にこだわっている背景には、こういった国内におけるインプラントの歴史が影響しているのかもしれません。

インプラントとインプラントメーカー

自動車を製造する「自動車メーカー」は世界中にあります。
インドの大手自動車メーカー「タタ自動車」が、超低価格自動車「ナノ」を発表して注目を集めましたが、なんと1台10万ルピー(約18万9000円)という価格ですから驚きです。

同じように、インプラントを製造する「インプラントメーカー」の数は、国内だけで30~40社、世界では100社とも200社とも言われています。
現在、当院で扱っているインプラントは、いずれもインプラントの母国、スウェーデン製です。

<当院で使用しているインプラント>
生産国: スウェーデン
会社名/製品名:
ノーベルバイオケア社/ブローネマルク・インプラント、
アストラテック社/アストラテック・インプラント

1)会社・製品の信頼性

インプラントが第二の永久歯として長い年数、お口の中で機能するためのものである以上、最低でも次の基準を満たしていることが必要です。

・世界中で実績がある
・長期間に渡る臨床データがある

ところが、10年以上の臨床データがある実績と信頼性の高いインプラントは数少ないのが実情です。インプラントメーカーの担当者は往々にして「当社のインプラントは10年、20年もちます。大丈夫です!」と言いますが、よくよく話を聞くと会社設立自体が10年前だったこともあります。
当然、人体に対する臨床データが不足していることは明白です。

会社製品の信頼性
さらに、会社としての信頼性も重要です。というのも、各社のインプラントには互換性が無いのです。形状も違えば、パーツも違いますのでなんらかのトラブルが起きたとき、A社のインプラントをしている患者さまは、A社以外のパーツは使えません。極端な話かもしれませんが「会社を売却したのでパーツはありません」という状況だって起こりうるのです。

当院で採用しているブローネマルク・インプラントは、その名のとおりブローネマルク博士が開発したインプラントで、世界中のインプラントシステムの本家本元であり、実績面では群を抜いた存在です。世界50カ国以上の国々で1000万人以上の治療に使われている、世界トップシェアのインプラントです。
もう一社の製品である、アストラテック・インプラントも際立った信頼性で知られています。
ブローネマルク・インプラントの改良版とも言われており、インプラント先進国スウェーデンでは、ほぼ全ての大学病院で利用されています。臨床実績も申し分なく、難度が高い症例に対しても卓越した成功率を誇っています。また、会社自体が世界的なリーディングカンパニーであることも特徴です。

2)トラブルに強く、美しい

トラブルに強く、美しい01
最近流行しているインプラントの多くは「一体型」と呼ばれるタイプです。
一体型のインプラントは、安価で・扱いやすく・手術が早い(1回で終わる)、といったわかりやすい特徴があります。
それに対し、当院で扱っているブローネマルクやアストラテックは、高価で・難しく・手間が掛かるインプラントの代表格です。

トラブルに強く、美しい02
ブローネマルク・アストラテック共に、複数のパーツから構成されています。
1. フィクスチャー
 顎の骨に埋める人工歯根
2. アバットメント
 フィクスチャーに連結させる部品。歯を支える役割をする
3. 人工歯
 アバットメントに装着する歯

それでは、何故このように手間が掛かるシステムを採用しているのか......。
それは、「万が一のトラブルに強い」インプラントだからです。これは、重要なポイントです。

インプラントに無理な衝撃が加わってしまったら......?

インプラントに無理な衝撃が加わってしまったら......?
万が一、インプラントが骨の中でポッキリ折れてしまったら、骨を削って、インプラントを外すしかありません。恐らく、ごっそりと骨を削ることになるでしょう。そうなると、骨がほとんど残りませんから、二度とインプラントをすることは出来ません。一体型のインプラントは、衝撃が加わったときに、どこで折れるかまったく想像ができません。

でも、チタンは強靭な金属だから、折れるなんて......。
その通りです。強烈な衝撃を受けたときに、インプラントが折れてくれなければ、骨と身体に対して更に深刻なダメージを与えるでしょう。こういったリスクがもっとも高いシステムが「一体型インプラント」です。

逆に、ブローネマルクやアストラテックのインプラントは3つ以上のパーツに分かれています。言い換えれば、意図的に壊れやすいところを作っています。無理な衝撃が加わったときは、その部分が壊れ、衝撃を吸収しますので、大切な骨を守り、身体へのダメージを最小限に抑えてくれます。
骨の中のインプラントが無事でありさえすれば、部品を交換するだけで、元通りに使えます。


2009年11月13日 « トップへ » 2009年12月22日


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